2015年12月30日水曜日

超神様、ありがたや。

職場と自宅、あと、スーパーくらいの往復だけをしていた私は、秋田県にいながら秋田県でなくてもどこでもいいような、パッとしない毎日を送っていた。

今だから書けるが、秋田のどこが良いとも面白いとも、思わなかった。
生きていければ、場所なんてどこでもよくないですか?
たまたま秋田市にいるが、出かける気がしないので潟上も由利本荘も知ったことではなかった。

秋田弁、何言ってるか分からなかった。分かろうとしていなかった。
自然豊かだというから山を見に行ったら、虫に刺された。虫は嫌いだ。
きりたんぽ鍋、食べなかった。いぶりがっこ、無理無理。 郷土愛? それって何。食えんの? という状態。

そんなある日、秋田に颯爽と現れたヒーローがいた。

超神ネイガー である。

その超神ネイガーというヒーローは、とてつもなく面白かった。
とてつもなく爽やかで、とてつもなく凄いヤツ。こういう存在が身近にいた。
勝手に応援することに決めた。秋田県内なら見に行くのもきっと簡単だろうと思った。甘かったけど。

それからというもの、
秋田生活、劇的ビフォーアフター。地域学習の日々が始まった。


超神ネイガーショーがあると聞き会場を調べると、


今まで行こうと思ったことのなかった山の向こう、

田んぼの中の町、

湖のほとりだったりした。


それがローカルヒーローの行くところなのだ。


毎回毎回初めて行く場所で、どこだか分からなくていつもグーグル地図を見た。グーグルはたまに間違っていた。

運転なんか嫌いだ。でも、地理的に車で行くしか…。
山の中の駐車場に停めておくと、車にカメムシがはりつくこともあった。これもだじゃく組合か。気持ち悪かったが、私は行くしかなかったのだ。ネイガーに会うためだ。

県内でも全く行ったことのない土地、どっちにあるか知らなかった町名、完全に方向を間違えて覚えていた地域(お恥ずかしい話ですが)、風景、耳にしたことのなかった行事、祭り。数多くの。

着いて、土地の人にきりたんぽ鍋をふるまわれること何度か。「しょっぱいんだろうな」と思いながら飲んだスープは、澄みきっていた。それが比内鶏クラッシュだった。

はい、間違えました。比内鶏は食べてません。比内地鶏クラッシュです。

訪れた町のことをもっと知るために、地方ニュースをチェックするようになった。

私にも変われないところはあった。ずっと住んでいても、秋田県の、すぐ地元地元って、地元だから贔屓したがる向きや、自分と違う考えを持つ人だと見るや排除するような馴れ合いっぽさには、賛同できない時がある。この閉塞感は、私だけが感じるものではないはずだ。
けどまずは地域ネタの楽しみ方が分かったような気はする。


私は「超神ネイガー」がきっかけで外に出ることで、結果的に秋田の良さに気づけたり、見聞を深めたりできるようになりました。

超神様、ありがとう!


ネイガーに会ってから、私はいろんなことが変わったよ。
ついにいぶりがっこを攻略した。お茶請けに食べます。

ネイガーは、お変わりありませんか。
10年目。ネイガーの中でも、きっと変わったことはあるのでしょう。
でも、水木一郎さんは「変わらないものがあるー♪」と歌っていますね。

相変わらず虫は苦手だけど、
ネイガーがいる秋田は、結構いいと思います。